2009年11月12日
45年生きた弟
兄弟とは一体何だろう
親の下ではライバル
世間に出れば血を分けた
心強い最高の仲間
心離れれば厄介な仲間
それでも体の一部のような
共有感はなんだろう???
兄弟・・・
見えない糸で結ばれた
物言えぬ身体を宿した共存感
兄弟・・・
失って気づく喪失感
干武陵の「勧酒」(酒を勧む)井伏鱒二和訳
「この杯を受けてくれ
どうぞなみなみつがしておくれ
花に嵐の喩えもあるぞ
さよならだけが人生だ」
それを寺山修二さんはこう帰している
さよならだけが人生ならば
また来る春は何だろう
はるかなる地の果てに咲いている
野の百合は何だろう
さよならだけが人生ならば
めぐり会う日は何だろう
やさしい やさしい夕焼けと
ふたりの愛は何だろう
さよならだけが人生ならば
建てた我が家 なんだろう
さみしい さみしい平原に
ともす灯りは何だろう
さよならだけが人生ならば
人生なんか いりません
人は必ず死にます。
先にも何度も語ってきました。
人は死に、
残った者は先に行った者を心に残す。
ですから死んだ人と常に心は繋がっているのです。
それは生きている時より
絆深く常に想っている。
それは心安らかに
さよならとは無縁です。
そう、
さよならだけの人生は
さよならだけじゃありません
さようなら
その絆
それは強く、鋭く、奥深く
心の隙間に入り込み
僕の心を覆います
花に嵐の例えもあるぞ
さよならだけが人生だ
寺山修二さん
さよならの向こうにあったやさしさは
人生よりも重かった
だから人生は面白い
きっとそう思える明るい
あしたがやって来る
それを信じて
僕は生きる
伊豆の空から
親の下ではライバル
世間に出れば血を分けた
心強い最高の仲間
心離れれば厄介な仲間
それでも体の一部のような
共有感はなんだろう???
兄弟・・・
見えない糸で結ばれた
物言えぬ身体を宿した共存感
兄弟・・・
失って気づく喪失感
干武陵の「勧酒」(酒を勧む)井伏鱒二和訳
「この杯を受けてくれ
どうぞなみなみつがしておくれ
花に嵐の喩えもあるぞ
さよならだけが人生だ」
それを寺山修二さんはこう帰している
さよならだけが人生ならば
また来る春は何だろう
はるかなる地の果てに咲いている
野の百合は何だろう
さよならだけが人生ならば
めぐり会う日は何だろう
やさしい やさしい夕焼けと
ふたりの愛は何だろう
さよならだけが人生ならば
建てた我が家 なんだろう
さみしい さみしい平原に
ともす灯りは何だろう
さよならだけが人生ならば
人生なんか いりません
人は必ず死にます。
先にも何度も語ってきました。
人は死に、
残った者は先に行った者を心に残す。
ですから死んだ人と常に心は繋がっているのです。
それは生きている時より
絆深く常に想っている。
それは心安らかに
さよならとは無縁です。
そう、
さよならだけの人生は
さよならだけじゃありません
さようなら
その絆
それは強く、鋭く、奥深く
心の隙間に入り込み
僕の心を覆います
花に嵐の例えもあるぞ
さよならだけが人生だ
寺山修二さん
さよならの向こうにあったやさしさは
人生よりも重かった
だから人生は面白い
きっとそう思える明るい
あしたがやって来る
それを信じて
僕は生きる
伊豆の空から
Posted by 伊豆の空 at 00:13│Comments(5)
│自分
この記事へのコメント
余りにも早い別れでしたね
失って気付く大切なもの
悲しさは 私も経験しました
後せめて10年
あんな事も こんな事も
一緒にやりたかった
胸中お察し申し上げます
失って気付く大切なもの
悲しさは 私も経験しました
後せめて10年
あんな事も こんな事も
一緒にやりたかった
胸中お察し申し上げます
Posted by やまめ
at 2009年11月12日 02:21

やまめさん
生きるということは
沢山の者を見送ると言う意味もあるんですね・・・
私は祖父母・両親を早くに亡くし
もう近親者のお見送りは無いと
思い込んでいました。
生きていくことは悲しい、苦しい
でも明日はきっと明るい日になる事を
信じてみんな生きて行きます。
私もそうして明日からも
きっと生きて行くと思います
伊豆の空から
生きるということは
沢山の者を見送ると言う意味もあるんですね・・・
私は祖父母・両親を早くに亡くし
もう近親者のお見送りは無いと
思い込んでいました。
生きていくことは悲しい、苦しい
でも明日はきっと明るい日になる事を
信じてみんな生きて行きます。
私もそうして明日からも
きっと生きて行くと思います
伊豆の空から
Posted by 伊豆の空
at 2009年11月12日 08:06

45年ですか・・・早過ぎますよ~。
辛いですね!
安らかにと 願わずにはいられません。
辛いですね!
安らかにと 願わずにはいられません。
Posted by いちご at 2009年11月12日 09:52
人の世の 浮き悲しみの
谷底を 静かに照らす
弥陀の月影
月かげの いたらぬさとは
なけれども ながむる人の
こころにぞすむ
何時の世も人は生きている限り
人との別れはあります
その人を思う時
亡き人の心は傍にあります
千の風の一節に
秋には光になって 畑にふりそそぐ
冬はダイヤのように きらめく雪になる
朝は鳥になって あなたを目覚めさせる
夜は星になって あなたを見守る
いつでもその人を思う時
あなたの傍にいますよ
谷底を 静かに照らす
弥陀の月影
月かげの いたらぬさとは
なけれども ながむる人の
こころにぞすむ
何時の世も人は生きている限り
人との別れはあります
その人を思う時
亡き人の心は傍にあります
千の風の一節に
秋には光になって 畑にふりそそぐ
冬はダイヤのように きらめく雪になる
朝は鳥になって あなたを目覚めさせる
夜は星になって あなたを見守る
いつでもその人を思う時
あなたの傍にいますよ
Posted by こうちゃんママ at 2009年11月12日 11:29
いちごさん
私の父は38歳で亡くなりました。
それを思うと7年長く生きたことになります。
それでもとつい思ってしまいますが、
それが弟の寿命だと思うようにしております。
こうちゃんママさん
千の風の一節
思わず涙がこぼれてしまいました。
もう越えたと思っていても
まだ越えた向こうの山の峰が見えてくる
時間はかかるかも知れませんが
歩き続けること
必ず越えて見せます。
越えられない山と、
明けない夜は無いと
信じて・・・・・・・・・・・
伊豆の空から
私の父は38歳で亡くなりました。
それを思うと7年長く生きたことになります。
それでもとつい思ってしまいますが、
それが弟の寿命だと思うようにしております。
こうちゃんママさん
千の風の一節
思わず涙がこぼれてしまいました。
もう越えたと思っていても
まだ越えた向こうの山の峰が見えてくる
時間はかかるかも知れませんが
歩き続けること
必ず越えて見せます。
越えられない山と、
明けない夜は無いと
信じて・・・・・・・・・・・
伊豆の空から
Posted by 伊豆の空
at 2009年11月12日 11:54

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