2010年08月16日
下駄パフォ

第5回下駄ダンス&パフォーマンスコンテスト
略して下駄パフォ
へのおさそい
からんころん。
かつて、伊豆の国市の温泉場には下駄の響きがありました。
浴衣姿と下駄の音。
それは温泉の風情。日本的情緒が凝縮された情景でした。
からんころんからん。
しかし、いつしかその音がほとんど聞かれなくなってしまいます。
ひとつには、鼻緒つきの履物に不慣れな人が増えてきたこと。
ひとつには、濡れた石の上などでは下駄が滑りやすくて危険だということ。
温泉場から下駄の音が消えていった理由はいろいろあるでしょう。
からんころん。からんころん。
でも、それはとてもさみしいことではないかと、私たちは思いました。
私たちにとって、当たり前のものだったあの音を消してしまいたくない。
温泉場の風情や味わいとひとつのものだった下駄の音をまもりたい。
下駄ダンスコンテストがスタートした背景には、そんな思いがありました。
からんころん。からんからんからん。
コンテストを開催してみて驚いたのは、私たちの方でした。
下駄を楽器のようにあやつる下駄タップの音。
スピード感にあふれるヒップホップのパフォーマンス。
下駄は、ただ郷愁の中にあるだけのものではなかったのです。
あたらしい時代には、その時にふさわしい音がある!
そう教えられた思いでした。
からんからんからんころん。からんころんからん。
だから、今年もやります、下駄ダンス。
既存の枠組みにはまらない、あたらしい音。
時代のずっと先の方から聞こえてくる躍動の音。
もっともっと下駄のおもしろさを見せて聞かせてほしいから、
パフォーマンス部門を新設します。町中の人に楽しんでもらえるように、
会場は屋外に変更します。コンテスト審査には、
ちょっとテーマ性を持たせることにもしました。
下駄を履いてのウォーキング企画も進めています。
今年からの下駄ダンス&パフォーマンス、
間違いなくこれまで以上に盛り上がることでしょう。
さぁ、ご一緒に、下駄の音を響かせましょう!
この伊豆の空の下で。
伊豆の空から □ゲ
Posted by 伊豆の空 at 23:56│Comments(0)
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