南田洋子さんの死と長門さん
大切な人が死ぬと言う事
「太陽の季節」など多くの映画やドラマに出演し、
17日に意識障害を起こして入院していた
女優の南田洋子
(みなみだ・ようこ、
本名加藤洋子=かとう・ようこ)さんが
21日午前10時56分、
くも膜下出血のため東京都内の病院で死去した。
76歳。東京都出身。
夫で俳優の長門裕之(75)は
舞台に出演中のため最期をみとることができず、
「さよならも言わないまま永眠しました…」
と悲しみに暮れた。
長門さんと南田洋子さんの(認知症後の洋子さんの)
テレビを見るたび
悲しくなった。
女優として長く愛され
愛くるしい人柄で
主役と言うより
主役のお母さんと言うイメージが
私にはあった。
何故悲しくなったかと言うと
どうして認知症の最愛の妻を
テレビに映し出すのか?
人にはそれぞれの考え方がある。
それはそう思う!
私ならどうしたか!???
自分に問いかけてみた・・・
私なら老いさらばえた
かつての美貌の妻を絶対に
公衆の面前にさらさないだろう。
彼女が望んだとしても
私ならしない。
だからと言って
長門さんを非難はしません。
ただ長門さんは
かつて暴露本で多くの同僚の
俳優・女優さんから総すかんを
食らった事があった。
それを支えたのが洋子さんだった。
洋子さんの機智に富んだ受け答えは
長門さんを救った。
その報いがこれなのだろうか?
明らかに認知症の兆候!
目を背けたくなるような光景
私はそんな洋子さんを見たくなかった!
人の愛情の表現は如何に千差万別か?!
悲しくなった。
洋子さんはそのテレビ放映を望んだろうか?
かつて一緒に仕事もしただろう
亡くなった山城新伍さんは、
その老いさらばえた姿を
親友に決してさらさなかった。
かたくなに面会を拒否したそうだ。
判る気がする・・・
洋子さんの女優としての功績は
決して消えるものではないが、
最期の数年のそれは私たちが
見なくていい洋子さんを見せられたようで
とても悲しい。
人は必ず死ぬ
これは避けられぬ
絶対の真実
死からは誰も逃れられない
ある意味死をもって、生あるものは平等といっていい
生まれた瞬間から人は、死に向かって歩いている
人はくたびれ、肉体は朽ちて行き
死を迎える
永く生きていけばそれは決して避けられぬ運命です
象は決してその死を人に見せないと言います
いわゆる象の墓場です
洋子さんは
あのように放映されて
喜んでいたでしょうか
望んだ事であればそれはそれで良いでしょう
何度もいいます、
老いは誰にでも来ます
あなたはその時意識もなく
テレビで公衆の面前でその老いを見てもらいたいですか
私はノーです
結局長門さんを責めてしまったような
コメントになってしまいましたが
そうではありません
私ならこうだと言うだけです
大切な人の死は
本当に悲しい
言葉に出来ないくらいに
南田洋子さんに 合掌
伊豆の空から
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